親類縁者が次々に集まり、場が「お別れ」モードになっていた。
確かにそうだったのだ。
だから、妹に「母を、子供たちを連れてきて」と言われ
熟睡する甥たちを連れてくる際に
「大おばーちゃんに『おわかれ』しに行くよ。
にいにいお兄ちゃんだよね、えらいね、がんばろうね。」と
眠い目をこすり、ようやく身支度を始めた幼子に
ついそんな言葉をかけてしまったのだ。
にいにいは 危篤の大おばーちゃんににっこりと笑顔を向け、
更に握手をかわした。
場のムードを察してか、にいにいはとても良い子だった。
が、
病人はたびたちはせず、この世に留まったのだった。
『おわかれ』は遠のいた。
あ〜、
なんて言葉をかけてしまったんだろ。どうしよ…。
確かにそうだったのだ。
だから、妹に「母を、子供たちを連れてきて」と言われ
熟睡する甥たちを連れてくる際に
「大おばーちゃんに『おわかれ』しに行くよ。
にいにいお兄ちゃんだよね、えらいね、がんばろうね。」と
眠い目をこすり、ようやく身支度を始めた幼子に
ついそんな言葉をかけてしまったのだ。
にいにいは 危篤の大おばーちゃんににっこりと笑顔を向け、
更に握手をかわした。
場のムードを察してか、にいにいはとても良い子だった。
が、
病人はたびたちはせず、この世に留まったのだった。
『おわかれ』は遠のいた。
あ〜、
なんて言葉をかけてしまったんだろ。どうしよ…。
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