『おわかれ』

2004年3月18日 日常
親類縁者が次々に集まり、場が「お別れ」モードになっていた。
確かにそうだったのだ。

だから、妹に「母を、子供たちを連れてきて」と言われ
熟睡する甥たちを連れてくる際に
「大おばーちゃんに『おわかれ』しに行くよ。
にいにいお兄ちゃんだよね、えらいね、がんばろうね。」と
眠い目をこすり、ようやく身支度を始めた幼子に
ついそんな言葉をかけてしまったのだ。

にいにいは 危篤の大おばーちゃんににっこりと笑顔を向け、
更に握手をかわした。
場のムードを察してか、にいにいはとても良い子だった。

が、
病人はたびたちはせず、この世に留まったのだった。
『おわかれ』は遠のいた。
あ〜、
なんて言葉をかけてしまったんだろ。どうしよ…。

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