ちびすけをお風呂に入れ終え一息ついたところで
ただごとでない様子の妹が「いますぐ病院へ送って行って」と。
慌てて、妹と父を乗せ病院へ駆けつけたところ、
義弟祖母は意識がなく、大いびきをかいて寝ていた。
危篤。
息が止まってしまった実母の容態に気づいた姑さんが
看護士さんを呼んで処置してもらい、なんとか息は吹き返したらしい。
が、意識のない患者の様子に
「会わせたいヒトを呼んだ方がいい」とアドバイスされ
妹の姑さんが 順番に親類縁者に電話を始めたのだった。
そこへ義弟より妹の携帯へ電話が入ったのに気づいた私が電話を取り
妹より先に 義弟祖母の耳元へ電話をあてた。
普段から大きな力強い義弟の声が 電話口から響き渡った。
次の瞬間
「…う、うん」
さっきまで中空をまどろんでいた、魚の目をした瀕死の病人が
一番かわいがっている孫の呼びかけによって
こちらへ戻った瞬間だった。
ただごとでない様子の妹が「いますぐ病院へ送って行って」と。
慌てて、妹と父を乗せ病院へ駆けつけたところ、
義弟祖母は意識がなく、大いびきをかいて寝ていた。
危篤。
息が止まってしまった実母の容態に気づいた姑さんが
看護士さんを呼んで処置してもらい、なんとか息は吹き返したらしい。
が、意識のない患者の様子に
「会わせたいヒトを呼んだ方がいい」とアドバイスされ
妹の姑さんが 順番に親類縁者に電話を始めたのだった。
そこへ義弟より妹の携帯へ電話が入ったのに気づいた私が電話を取り
妹より先に 義弟祖母の耳元へ電話をあてた。
普段から大きな力強い義弟の声が 電話口から響き渡った。
次の瞬間
「…う、うん」
さっきまで中空をまどろんでいた、魚の目をした瀕死の病人が
一番かわいがっている孫の呼びかけによって
こちらへ戻った瞬間だった。
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